不動産のこと

相続登記は絶対にやらなければいけないの?

2021.06.11 不動産のこと

相続登記とは?

不動産を相続した人が、不動産の名義を故人から相続人へと変更することを相続登記といいます。

現在、相続登記の手続きは義務ではありません。(2024年中に義務化施行予定)

では、なぜ相続登記を行う必要があるのでしょうか?

 

 

 

 

 

相続登記が必要な理由

🔶不動産の売買は所有者本人しかできない…

故人名義のままでは不動産の売買はできません。「その土地が欲しい」という買主が現れても、故人名義のままだと、まずは法定相続人である配偶者や子供など、関係者合意の上での相続手続きが必要となります。

その不動産を相続登記した所有者がやっと売買契約を締結できるのですが、相続登記に時間がかかり過ぎると、買主から「時間がかかりそうだったので、別の土地に決めました…」という事例も少なくありません。

 

🔶速やかに相続手続きをしないと権利関係が複雑に

故人名義のままで数年放置してしまい、さらに相続人となる方が死亡してしまったなど、利害関係者が多くなってしまい手続きがより困難になります。

例えば何十年も前に亡くなった曾おじいさん名義の不動産を、今になって相続登記しようとなると多くの相続人が登場して収集がつかなくなることは容易に想定できます。

🔶借金に追われる法廷相続人がいたとしたら…

相続登記がされていない時点では、相続財産である不動産等は、配分ルールにより法定相続人とされる方々全員の共有という状態になります。

もしも、その相続人の中の一人に借金の返済ができなくなってしまった方がいる場合、その債権者が借金のカタに不動産の共有持分を差し押さえてしまう…という事もあり得る話です。

結果としてまったくの他人と不動産を共有することになってしまい、権利関係が複雑になってしまう可能性があります。

まずは、故人の遺志を継いでご親族の法定相続人となる方々が、速やかに相続登記を済ませていただく事がトラブル防止策にもなり得ると思います。

 


🔶相続登記義務化・目的は?

相続登記がされないままの「所有者不明土地」の増加を止めるため

🔶相続登記義務化・期限は?

相続をしてから3年以内の登記が必要

🔶相続登記義務化・罰則は?

期限内に申請を行わなかった場合、10万円以下の罰金の支払いあり

🔶相続登記義務化・いつから?

2024年をめどに施行予定

 

土地は相続したけど…                      

これから相続する予定がある。という方…

土地の使いみち決まっていますか?

土地を売却するのか?売却せずに有効活用するのか?

一度、現時点での「土地の価格」を把握することが重要です。

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