住宅のこと

防災を意識した家づくりと備えておきたい防災グッズとは?

2022.06.24 住宅のこと

ここ数年、毎年のように自然災害に見舞われていると感じている方は多いのではないでしょうか?

 

今まで聞いたこともなかった「線状降水帯」や、それほど接近することの無かった地域にまで影響するようになった台風、そして各地で地震が頻発しております。

 

そこで、防災に強い家とはどのような家なのか、そして備えておきたい防災グッズにはどのようなものがあるのか、ご紹介していきたいと思います。

 

備えあれば憂いなし!ですからね。

 

防災への意識を持った家選びのきっかけになればと思います。

 

家選びに「防災」の観点を!

家の購入は、人生のなかでも大きなイベントです。

 

家づくりや家の購入を考える際には、地域・間取り・デザイン・価格などのさまざまな観点や、家族と過ごすイメージを考えて計画していくと思いますが、そこに新たに「防災」という観点も加えることが大切になります。

 

防災を考えるべき理由としては、近年の自然災害へ備えることと、もう一つに「在宅避難」があります。

 

災害が起こった場合には避難所が設けられますが、自分の家を離れたくないことや感染症予防の観点から、最近は在宅での避難も増えているからです。(ペットが居たりすると、敢えて避難所に行かずペットと自宅で過ごすという人も多いですね。)

 

まず、ここでは防災に役立つ住宅設備についてご紹介致します。

 

防災として導入したい住宅設備は?

家を購入する際は、住みやすさを重視しますよね。

 

そのため、防災対策設備を導入する際は、防災としての機能性だけでなく住みやすさも併せ持った設備を選ぶと良いですよ。

 

①備蓄庫(パントリー)

住宅避難でもっとも重要なのは水と食料の確保です。

 

家族が少なくとも1週間程度暮らせるだけの飲料水や食料、トイレットペーパーなどを備蓄できるスペースを確保することが重要です。

 

②太陽光発電と蓄電池

太陽光発電は損傷がない限り、災害時でも電気を使うことができます。

 

災害が発生して困ることの一つが停電で、照明や家電が使えないだけでなく、熱中症などの二次被害に繋がってしまうこともあるので、太陽光発電はおススメです。

 

また、太陽光で発電した電気を蓄電しておけば、夜間も電気が使えるので災害時にはとても便利です。

 

※ひと昔前は「雪国で太陽光発電は意味がない(冬の間は発電出来ない)」と言われていましたが、今の太陽光発電は性能も良くなって雪国大館でも十分に発電が出来るようになっています。

 

③エコキュート

太陽光発電と合わせて検討をおすすめするのが、エコキュートです。

 

エコキュートは電気でお湯をつくり、貯湯しておける設備で、災害時にはタンクに貯めたお湯や水を取り出して生活用水として使う事ができます。

 

④IHクッキングヒーター

災害時のライフラインの復旧は電気がもっとも早く、ガスが最後になります。

そのことからも、コンロはIHが災害対策の観点から見るとおススメです。

もちろん、停電時には使えませんが、太陽光発電と併用していれば安心ですね。

 

⑤シャッター・飛散防止フィルム

近年は台風の接近も多いので、飛来物による窓ガラスの破損が多く発生します。

 

窓ガラスが破損すると、割れたガラスによる怪我だけでなく、強烈な風が直接室内に吹きつけ、大変危険です。

 

対策としては、シャッター(雨戸)の設置や、飛散防止フィルムが有効になります。

 

このような防災を意識した住宅設備は、災害時だけに機能するものではありません。

 

普段から食材や日用品をストックしておくスペースだったり、普段からの省エネ(光熱費の削減)に有効なのです。

 

防災に強い家をつくる!災害別に強い家の特徴とは?

日本の住宅は、建築基準法により構造性能の基準が厳しく定められています。

 

そこで、災害別に防災対策となるポイントをご紹介します。

 

地震に強い家の特徴

①構造

第一条件は、しっかりとした耐震性能を持っているかです。

 

近年は、構造上「耐震等級3相当」を持つ強靭で丈夫な一般住宅も増えています。

 

②立地

家を建てる立地も重要で、液状化する可能性があるエリアの場合には事前に「地盤改良工事」をしておくことも必要になりますが、それ以前にハザードマップ・地図など国や自治体の公開情報を見ることも大切になります。

 

③間取り

建物は一般的に、壁(耐力壁)の多い方が地震に強くなります。

 

そのことから、耐震性の観点では大きな吹き抜けや柱・壁のない大広間は構造計算された間取りでない限り不利といえます。

 

水害に強い家の特徴

①構造

水害に強い家とは、「浸水」しにくい構造の家です。

 

浸水には「床下浸水」と「床上浸水」がありますが、水害対策を考える上では、床上浸水しにくい構造・形状を優先することが大切です。

 

なぜなら、床上浸水した場合には、床や壁の前面貼り替え、断熱材の交換、室内の殺菌・消毒が必要になり、床下浸水に比べ、復旧期間も費用も桁違いに大きくなるからです。

 

②立地

水害に強い家を建てるなら、水場から離れている立地が一番安心です。

 

川の氾濫がおこると水害に遭う可能性が高いため、川から離れた立地は安心ですね。

 

しかし、どうしても川の近くになった場合には、構造や間取りで強い家にしていくことが大切になります。

 

大館でも平成の大雨(全国ニュースに大館が出ていて、県外の同級生たちが大騒ぎしたあの一件)は記憶に新しいですね。

土地探し中のお客様の多くは「あの時、この土地は大丈夫でした?沈んでませんでした?」と聞かれます(;^ω^)

 

③間取り

水害に強い間取りは、1階が浸水した場合でも2階で通常に近い生活が継続できることがポイントです。

 

生活スペースを2階に設けると、万が一1階が浸水した場合でも2階にキッチンやリビングがあるので、通常に近い生活を送ることが可能になります。

2階リビングの間取りは都会では良く聞きますが、大館ではまだ珍しいです。でも、こんなメリットがあるなら2階リビングも魅力的ですね。

 

本日のまとめ

近年の災害のように、災害は数百年に一度起こるものではなく、毎年起こる身近な物だという認識が必要です。

 

防災グッズは家族で揃えることができますが、防災に強い家は施工業者との意識と情報の共有が大切です。

 

家族を守る安全安心な家の購入に、ぜひ防災という視点を取り入れてみませんか?

 

そして、防災に強い家の購入をご検討される際には、ぜひ一度みらいえ工房へご相談下さいませ(*´ω`*)♡

※一部いえらぶコラムより引用

 

 

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