住宅のこと

地盤調査の現場に潜入してきました!!

2021.09.08 住宅のこと

午前中は、地盤調査の現場に潜入!!

ひとり黙々と作業を進める作業員さん。

いつもありがとうございます😀

 

 

◆そもそも地盤調査とは

家をたてるには地盤が強くなくてはいけません!!

そうですよね~。軟らかい土地に家を建ててしまった場合、地盤が家の重さに耐えきれず、傾いてしまいますからね~

そしてもしも地盤が弱い場合は、地盤改良をして地盤を補強しないといけません。地盤改良費がかかるってわけですね…

一部の例外を除いては、地盤調査は義務付けられています。「建築基準法施工令第38条」という法律によって、建物を新たに建てる際には、地盤調査を行わなければならないようになりました。

また、家を新築する会社は10年もの間「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」というものを負うことが義務づけられていますが、これも地盤調査の義務に大きくかかわっています。瑕疵担保責任とは、売り出した物件に一般の人では発見できない欠点があった場合、売主や請負人が買い手に責任を負わなければならない、というものです。

瑕疵担保責任をしっかり果たさせるために、「住宅瑕疵担保履行法」という法律が存在しています。家を新築する会社は、保険などで責任をとれるだけの資金力を確保しなければならない、というものです。そして建築会社がその保険に入るためには、地盤調査が必須とされているのです。

 

◆建替えでも地盤調査が必要ですよ

瑕疵担保責任の保険に入る必要があるため建替えでも地盤調査は義務づけられています。それまで家が建っていた場所とは違う、別の箇所の地盤が軟らかいという場合がありえるのです。もしそんな場所に家を建ててしまえば、瑕疵担保責任にかかわる事態になってしまいますからね~

 

◆土地売却時に地盤調査は必要??

土地を売却する場合には、地盤調査は義務にはなっていません。必ずしも行う必要はないのですが、もし事前に地盤調査を行っていた場合は、その土地は信頼できるということで、高く売れる可能性は高くなるでしょう。

 

◆地盤調査をしないと地盤の強さはわかりません

地盤調査をして軟弱な地盤であれば地盤改良の工事費用がかかります💦

そうなるとやはり「地盤改良が不要な土地」を探したくなりますよね。

防災対策などを目的にハザードマップで液状化のリスクを公表していたり、土地の調査結果が公表されている地域もありますから、そうした資料がないか探してみるのも1つの方法ですが、土地の強度は100m離れるともう変わっていることがあります。結局のところ、地盤調査をしてみなければその土地の強度はわからないのです😢

といっても他人の土地を勝手に地盤調査するわけにはいきません。つまり、土地を買ってから地盤調査をしてみて、ようやく地盤の状態がわかります。そして、地盤改良費用がかかる...という結果も十分にありえるというわけです。

 

 

最後に...


このように、地盤の強い土地をあらかじめ見つけることは難しいのが現状です。土地を買って家を建てる場合は地盤改良のための工事費をあらかじめ用意しておくようにしましょう。